ハーモナイズとボイシング

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ボイシング(Voicing)

 「ボイシング」は直訳すれば「声部作成」です。楽曲は、基本的にメロディ(旋律)と和声から成ります。メロディにどんな和声をつけるかという作業もボイシング(またはハーモナイズ)に含まれますが、一般的にいうボイシングとは、その割り当てられた和声をベースや伴奏楽器にどう受け持たせるかを決める作業と言えます。クラシック音楽の和声実習においては伝統的に4声体というフォーマットを用いてボイシングを学ぶのが通例です。そこでは色々と厳格なルールがあって、その範囲内でボイシングを実施します。ポピュラー音楽でも4声体を使ったボイシングが使われることもありますが、そこまで厳格なルールはありません。ただ、楽譜に記すことで、様々な響きの可能性を追求する手段とはなり得ることも事実です。

ポピュラー音楽のボイシング

 クラシック音楽とも共通する大事なポイントですが、和音の移行に伴う各音の進行はなるべく滑らかでなければなりません。滑らかとはどういうことかと言いますと、跳躍が少ないということです。次の例を見てください。(a)も(b)も同じコード進行ですが、各コードの繋がり方は明らかに(b)の方が滑らかでしょう。上3声の各音がなるべく近い音に移動しながら進んでいるからです。

 コードの構成音の一音、一音を精査せずとも、全体的なコードの塊が大きな跳躍をしないようにすれば大きな問題は生じないでしょう。

声部配置としてのボイシング

 基本的にはピアノ譜(大譜表)が用いられます。和音の各構成音をバス(最低声部)とそれ以外の声部に分けて考え、それぞれの構成音をどういう間隔で上下に配置するかを実施するのが、ここでいうボイシングになります。

クラシック音楽のボイシング

 クラシック音楽のボイシングには4声体が用いられます。4声体とはつまり、4つの声部が用いられるということです。それぞれの声部には名称がついており、音域も定められています。

 この4つの声部の外側、つまりソプラノとバスは「外声(がいせい)」と呼ばれ、内側の2声は「内声(ないせい)」と呼ばれます。また、バスを除いた上側の3つの声部をまとめて「上3声」と呼び、ソプラノを除いた下の3声を「下3声」と呼びます。

各構成音の間隔

 各構成音の上下の間隔には制限があります。基本的には下記の表の範囲内に収まるようにボイシングを実施します。

ソプラノとアルト1オクターブ以内
アルトとテノール1オクターブ以内
テノールとバス12度以内

構成音の重複

 三和音をボイシングするには、どれかの音を重複させなければなりません。基本的には根音(ルート)を重複させるのが良好ですが、3音や5音を重複させることも可能です。

[導音] D和音の導音は重複することができません。

[ 第1転回形の場合] 根音と5音の重複はどの声部間でも良好ですが、3音を重複できるのはテノールのみです。

[V7の和音] 5音を省略した場合、根音を重複できます。導音と7音は重複できません。

構成音の省略

 三和音では、基本的に和音の構成音を省略するのは好ましくありませんが、やむを得ない場合は、5音のみが省略可能です。

[ 第1転回形の場合] どの音も省略されないのが普通です。

[V7-VIの場合] どの音も省略されないのが普通です。

上3声の配置

 上3声の配置は大きく「密集配置」と「開離配置」に大別されます。

密集配置

 和音の構成音を順に積み上げる配置方法です。

開離配置

 上3声の各和音構成音の間に構成音1個分の間隔を空けて配置する方法です。下の例の1番目の配置を見ると、テノールとアルトの間のG音が、アルトとソプラノの間のE音が飛ばされて積み上げられていることが分かるでしょう。実際の楽曲では、この間隔がもっと広くなることも頻繁にありますが、ここでのルールはあくまでも和声学習のためのものですから、勘違いなさらないように。

進行

 和声というものは、音の積み重ね方(垂直的な響き)とともに、和音の時間に沿った変化(水平的な関係)も重要です。この横の流れは「進行」と総称されますが、実際には次の2つの分類されます。

1)旋律進行

 各声部の単独の動きを指します。すなわち、どんな音程に進むかに関心が寄せられます。和声実習においては次の3種類の音程は使用禁止とされています。

  • 長7度・短7度音程
  • 増音程
  • 複音程(9度以上の音程)

[D和音の導音] 導音は必ず2度上行して主音に解決させねばなりません。

※ 転調における特徴音への進行では、増2度上行は許されます。

2)和声進行

 同時に生じる2つの声部の関係を「和声進行」と呼びます。和声進行には次の3つのパターンがあります。

 「直行」は2つの声部が同時に同じ方向(高い音or低い音)に動く状態を指します。

 「反行」は2つの声部が違う方向に動く状態を指します。つまり、一つの声部が高い音へ動くのと同時に、もう一つの声部は低い音へ動く状態です。もし上の声部が低い方へ動けば、下の声部は高い方へと動きます。

 「斜行」は、どちらかの声部だけが動いて、片方の声部は同じ音に留まっている状態です。

3)和音同士の連結

 2つの和音に共通音がある場合は、同じ声部でその共通音を保持する(タイで結ぶ)のが基本です。もし共通音が一つもなければ、バスと上3声を反行させれば間違いが起きにくです。共通音があっても上3声を反行させるのは良いことです(ただしバスが5度以上跳躍する場合を除く)。

 共通音を連結するといっても、短い音符から長い音符へと続く場合の共通音はタイでは結びません。又、当然ですが、フレーズの終わりとフレーズの始まりをタイで結ぶことも不自然なので行いません。

4)配置変化

 同一の和音が継続する過程で、一部の声部が動くことを「配置変化」と呼びます。バスが保持された状態で他の声部が動く分には、機能に変化は生じませんが、バスが動けば和音の転回を伴うことになります。

和声進行の禁則

和声進行には、いくつかの禁則があります。慣れないうちは、見落としがちなので、注意が必要です。

連続5度・連続8度(1度)の禁止

 2声部が完全5度の音程を保ったまま進行することを「連続5度」と呼び、禁止されています。また完全8度もしくは完全1度の音程を保ったまま進行することを「連続8度(1度)」と呼び、やはり禁止されています。8度(1度)は2音が完全に溶け合って、2声部のそれぞれの独立性が失われるというのが大きな理由です。完全5度もそれに準ずるので、やはり禁止されているようです。ただし「完全5度」から「減5度」への進行は問題となりません。ドミナント和音からトニック和音への進行で生じる「減5度」→「完全5度」の連続5度は配置変換によって解消されます。

 一つの和音が配置変化されたのちに別の和音に続く場合にも、最初(もしくは途中)の配置と後続の和音で連続5度・8度が生じないよう注意が必要です。

[例外] VI-IIの連結で、バスとアルトが反行した結果起こる連続5度は許されます。

[例外]2つ和音のうち、後の和音がV9の時には、9音にからんだ連続5度が生じても問題になりません。

直行1度の禁止

 2つの声部が直行した結果、完全1度になってしまう動きは禁じられています。反行や斜行によって1度になるのは許されます。

[例外] V和音において、テノールの導音とバスのルート音が直行してI度音に達する(直行1度)は許されます。

直行5度・8度・1度の禁止

 このルールは外声のみ、つまりソプラノとバスの和声進行にのみ適用されます。アルト及びテノールとの関係は無視して構いません。また、ソプラノが順次進行した結果の完全5度・完全8度は許されます。

 またV9を挟んだ進行で、2声部間が8度から9度になり、再び8度に戻る「連続8度」も禁止されています。

[例外]2つ和音のうち、後の和音がV9の時には、9音にからんだ直行5度が生じても問題になりません。

直行2度の禁止

 V7での直行2度はすべて避けねばなりません。下行によって生じる直行2・9度も避けねばなりません(ただし7音が連続下行して生じる直行2・9度は問題ありません)。

直行9度の禁止

 V9に達する際に、根音と9音で直行9度を生じることは避けねばなりません。ただし上声部が2度上行して9音に達するのであれば問題ありません。

基本形 でのボイシング

 II – V

 バスを上行させ、上3声を反行させたほうが好ましい結果を生みます。

V – VI

VとVIは共通音がありませんから、バスと上3声を反行させるべきなのですが、導音は上行させねばなりませんから、導音の声部だけは例外となります。

第1転回形でのボイシング

 Iの第1転回形は曲の最初と最後には用いられません。

 共通音がなくても、バスと上3声を反行させる必要はありません。

第2転回形でのボイシング

 第2転回形には3つの用法があります。

  1. バスの動きを経過的にする用法
  2. 同一低音上での中間部に用いる用法
  3. 終止的Iの用法
Mozart, Sonata, K.330, II

上の譜例は、バスが経過的に動いているパターンです。IとIに挟まれたVの第2転回形は経過的なもので、ゆえに「トニック」機能の一部となっています。決して終止カデンツを形成する基本形のVとは同一ではありません。

Chopin, Etude, Op.10, No.5

上例はバスのG♭音上に形成される3つの和音の真ん中が、IVの第2転回形担っています。これもやはり装飾的な意味しか持たず、まとめてトニックの機能と解釈されます。

Mozart, Sonata, K.331, I

 上例は「終止カデンツ」でVの直前に置かれるトニックの第2転回形です。この用法は様々な楽曲で目にすることのできる、お決まりのパターンと言えます。この用法で大事なポイントは、Iの第2転回形はVよりもより強拍な拍に置かれることです。V度音はオクターブ跳躍することもまれではありません。

V7のボイシング

  • 7音は連続的に下行させて解決させます。ただし、「V7(第2転回形)→I(第1転回形)」に限り、7音を2度上行することが許されます。
  • 導音(3音)は上行させて解決させます。 ただし、直行で解決音を重複させてはなりません。

V7およびV9の根音省略

 V7は根音を省略して用いることができます。本来の記号はVに斜線を引いて示しますが、本サイトでは赤色を用いて代用しています。

 7音と導音の扱いはV7に準じます。5音を重複させるのが普通です。 

 V7の第2転回形では、根音省略も含め、7音が2度上行できます。第2・3転回形では7音を重複させることもできます。

V9のボイシング

  • 4声体では5音が省略されます。
  • 9音は根音から9度以上離して配置させねばなりません。9音が長9度音程の場合は導音より7度以上高く、短9度の場合は導音に対して上下7度以上離して配置させます。ただし準備を伴う長9度であれば、導音の下方でも構いません。

V9(根音省略)のボイシング

  • 9音は根音から9度以上離して配置させねばなりません。9音が長9度音程の場合は導音より7度以上高く配置させます。ただし準備を伴う長9度であれば、導音の下方でも構いません。
  • 9音が短9度音程の場合は、一切の制限はありません。
  • 第4転回形は用いない。
長調短調
第1転回形のソプラノ7音が良好7音が良好
第2転回形のソプラノ9音
7音
3音(9音の準備が必要)
5音以外
第3転回形のソプラノ9音
5音
3音(9音の準備が必要)
7音以外

ドミナント(V7,V9)の汎用性

 ポピュラー音楽理論で「セカンダリー・ドミナント」と呼ばれているドミナント系の和音は、クラシック音楽の理論では「副V和音」と呼ばれます。ドミナントに関する上述のルールやボイシング法は、この「副V和音」にも等しく適用されますので、注意が必要です。

ドミナントの上行変質

V, V7, V9は5音を半音高めて使用することができます。この変化形を「上行変質」と呼び、下記の記号が用いられます。ただしこのサイトでは都合上、右側の表記を用いています。

  • 上行変質音は重複できません。
  • 上行変質音は長調でのみ用いられます。
  • 上行変質音は2度上行させます。
  • 上行変質音はソプラノに置くのが良好です。
  • 上行変質音と3音で減3度を作らないようにします。

ドミナントの下行変質

V, V7, V9は5音を半音低めて使用することができます。この変化形を「下行変質」と呼び、下記の記号が用いられます。ただしこのサイトでは都合上、右側の表記を用いています。

  • 下行変質は短調においてのみ用いられます。
  • 下行変質音は重複できません。
  • 下行変質音と3音で減3度ができないようにします。
  • 下行変質音は2度下行させます。

V of V(ドッペル・ドミナント)

  • V/IIがV7,V9に進む場合は、3音を半音下行させます。
  • V/IIがI(第2転回形)へ進む場合は、次の3パターンがあります。
    • 7音を持続させる。
    • 9音を持続させる。
    • 9音を半音上行させる。
増6の和音

 V of V の下行変質の第2転回形は特に「増6の和音」と呼ばれ、D2和音としてカデンツを形成します。

4和音のボイシング

  • 7音は連続下行させます。その到達先の音が直行で重複されてはなりません。
  • 7音は前の和音から準備されている必要があります(V7を除く) 。
基本形

 基本形同士をつなぐ場合、どちらかが不完全形にならざるを得ないので、強拍部の方を完全形にした方が良好です。7音はソプラノに置いたほうが良いでしょう。

第1転回形
  • 4和音を強拍部に置き、次の和音を弱拍に置きます。
  • バスは2度上行するか、同音維持されます。
  • 7音はソプラノに置きます。
  • 完全形で用います。
第2転回形
  • 4和音を強拍部に置き、次の和音を弱拍に置きます。
  • バスは2度下行させます。バスは前の和音から準備されることが多々あります。その場合はソプラノに7音を置くことは避けましょう。
第3転回形
  • 4和音を強拍部に置き、次の和音を弱拍に置きます。
  • バスは7音なので、常に前から準備され、2度下行して解決させる必要があります。
  • ソプラノには3音を置くのが良好です。

5和音のボイシング

  • 5度下に根音を持つ和音へ進みます。
  • 9音と7音は前の和音で準備されたものが延長されます。また、2度下行して解決させます。
  • 常に基本形のみで用います。
  • 5和音を連続的に使用するには、5声部が必要となります。
  • II9のみ単独で用いられます(D2)。

付加6の和音

  • IVの3和音にVI度音を加えるとIV6が作れます。
  • 常にI(トニック)の基本形に進めます。
  • 5音は前の和音で準備しておきます。
  • 6音は2度上行させます。
IV6の5音省略
  • IV6は根音が省略されることがあります。
  • そこへ4音が加えられることもあります。
  • 長調においては、4音は3音よりも低く配置させる必要があります。ただし、3音が前の和音から準備されていれば、、4音を上に配置させることができます。
  • 短調では、4音の位置に制限はありません。
  • 4音は2度上行して主音へ達します。
IV6の上行変質
  • 付加6音は半音上げても使われます。これを上行変質と呼びます。
  • 上行変質は長調においてのみ行われます。
  • 上行変質された6音は2度上行させます。

 具体例はこちら

配置変化

 一つの和音が続いている状態で、いずれかの声部が単独で、あるいは複数で動くことを「配置変化」といいます。上3声が動くぶんには響き具合が変化するだけですが、バスが動いて転回形が生じると、響きの性質も変化します。

 もし配置変化した場合の最後が「第2転回形」ならば、バスは必ず2度進行させなければなりません。

 V7和音の配置転換を行う場合、7音の処理には注意が必要です。根音以外になら進められますが、和音が変わる際の7音はきちんと2度下行させねばなりません。導音は無条件で交換可能です。

 V9の9音も無条件で交換可能です。

      

ハーモナイズ

 ここで言う「ハーモナイズ」は旋律(ソプラノ)もしくはバス(最低声部)に基づいて、和声づけを行う行為を指します。

クラシック音楽理論における和音の機能

 ポピュラー音楽でも大いに用いられている、和音を機能的に分類する方法は大筋においてはクラシック音楽理論と共通のものですが、多少の違いがあります。クラシック音楽理論では、和音の機能を次のように分類しています。

Tonic (T) トニックI :調の中心点
VI:Iの代理和音
Dominant (D) ドミナントV, V7, V9:Iへの強い進行傾向
Vグループの上行変質
Subdominant (S) サブドミナントIV:Iに対する5度下からの対立
(D2) 第2ドミナントIV:Vの直前に置かれてVを補助する
II : Vの直前に置かれてVを補助する
V of V
Vグループの下行変質
機能的に薄弱VII (反復進行のみで使用可)

クラシック音楽の基本的な和音進行

 クラシック音楽の和声理論(ルール)においては、以下に挙げる和音進行のみが許されています。

基本形進行可能な和音
 I➡︎II・III・IV・V・VI
 II➡︎V・VI
III➡︎IV・VI
 IV➡︎I・II・V・VII7
 V➡︎I・III・VI
 V7➡︎I(基本形)・III・VI
V9➡︎I(基本形)・III・VI
 VI➡︎II・III・IV・V・VII7
VII7➡︎
第1転回形進行可能な和音
 I➡︎II・IV・V・VI
 II, II7, II9➡︎V
 IV➡︎I・I(第1転回形)・V・V(第1転回形)
 V➡︎I(基本形)
 V7➡︎
I(基本形)
 V7(根音省略形)➡︎I(基本形)
V9➡︎I(基本形)
V9(根音省略形)➡︎I(基本形)
 第2転回形進行可能な和音
 V7 ➡︎I(基本形・第1転回形)
V7(根音省略形)➡︎I(基本形・第1転回形)
V9➡︎ I(第1転回形)
V9(根音省略形)➡︎ I(第1転回形)
第3転回形進行可能な和音
V7➡︎ I(第1転回形)
V7(根音省略形)➡︎ I(第1転回形)
V9➡︎ I(第1転回形)
V9(根音省略形)➡︎ I(第1転回形)
第4転回形進行可能な和音
V9(根音省略形)➡︎I (第2転回形)
※ 要9音(長音程)準備
 準固有和音➡︎I、V

 準固有和音とは、ポピュラー音楽理論で言うところの「サブドミナント・マイナー」です。

V of V➡︎V7, V9
IIm, IIm7, IIm(-5), IIm7(-5)
I
V of V, V7 of V, V9 of V➡︎IIm, IIm7, IIm(-5), IIm7(-5)
I
V, V7, V9(上行変質)➡︎I
V, V7, V9(下行変質)➡︎V
I(第2転回形)
4和音(基本形)➡︎5度下を根音とする3・4和音(基本形)
5度下を根音とする4和音(第2転回形)
4和音(第1転回形)➡︎5度下を根音とする3和音(基本形)
5度下を根音とする4和音(第3転回形)
4和音(第2転回形)➡︎5度下を根音とする3・4和音(基本形)
4和音(第3転回形)➡︎5度下を根音とする3・4和音(第1転回形)

※ 4和音は5度下行のほかに、2度上行もできます(5和音の根音省略形としてのD進行)

IV7のD2進行

 IV7・IV9が2度上行してVに達する場合は、D2和音に分類されます。またIV9の根音省略形としてのVI7もD2和音としての機能が与えられます。

S進行

 根音が5度上行(4度下行)する進行は「S進行」と呼ばれます。その典型的な新んこうは「IV – I」ですが、別の音度に移しても用いられることがあります。ただし、VIIを含む進行はほとんど用いられず、VはD機能が強力なためIIに進むことはありません。その結果、使用できるS進行は下記のもののみとなります(付加6が可能なのはIVのみで、他は全て3和音に限られます)。

ソプラノの動きによる和音進行定型

Re-Do
Re-Si
Sol-Mi
Do-Si-Do
Do-Re-Mi
Re-Do
Mi-Fa-Mi
Mi-Re-Do
Fa-Sol-La
Fa-Mi-Fa
Sol-Sol-Sol
Sol-La-Sol
La-Sol-Fa
Si-Do
Si-Do-Si