ドイツ語を読むための「前置詞」の知識

前置詞と格

前置詞はかならず名詞・代名詞に特定の「格」を要求(支配)します。 それには2格、3格、4格があります。

2格支配の前置詞

anstelle〜の代わりに
aufgrund〜に基づき、〜にちなんで
kraft〜の力によって
statt〜の代わりに、〜の代理で
trotz〜にもかかわらず、〜に逆らって、〜を無視して
während〜じゅう、〜の間に
wegen〜が原因で、〜を目的に

3格支配の前置詞

aus〜から、〜からの、〜を出て、〜製の、〜時代の
bei〜のそばで、〜の時に、〜なので、〜にもかかわらず
mit〜とともに、〜を連れて、〜につれて。〜と同時に、〜を用いて
nach〜の後に、〜に向って、〜に従って、〜の次に
seit〜以来
von〜から、〜所属の、〜製の、〜に関して、〜によって
zu〜へ

4格支配の前置詞

bis〜まで、〜までに
durch〜を通って、〜を横切って、〜の間中ずっと、 〜によって、〜のおかげで
für〜の代わりに、〜に対して、〜と引き替えに、〜のために、〜向きの、〜として、〜の間
gegen〜に敵対して、〜に逆らって、〜に向って、〜頃、〜と比べて、〜と引き替えに
um〜の回りに、〜を囲んで、〜頃、〜のために、〜に関して、ほぼ

3・4格支配の前置詞

一つの前置詞で3格と4格の両方を受け持つものがあります。 これらの前置詞は

  • 3格支配:位置や場所を表わす
  • 4格支配:移動の方向を示す

という違いがあります。  

3格支配4格支配
an〜で、〜に、〜に関して、〜のそばで〜へ、〜への、〜そばへ
auf〜の上で〜の上へ、〜に向って、〜をあてにして、〜に基づいて、〜まで
hinter〜の後ろで、遅れて、〜の陰で〜の後ろへ、背後へ、奥へ
in〜の中で、〜の間、〜を着て、〜で〜の中へ、〜に
neben〜の横で、〜のそばで、〜の他に、〜に比べて〜の横へ、〜の隣へ
über〜の上に、〜一面に、〜のかなたに、〜を超越して、〜のために、〜しながら〜の上へ、〜を超えて、〜以上に、〜に関して、〜の間中
unter〜の下で、〜以下で、〜の中に、〜付けで〜の下へ、〜以下へ
vor〜の前で、〜よりも先に〜の前へ
zwischen〜の間で〜の間へ

 定冠詞との融合形

一部の前置詞は定冠詞と融合します。

an das  →  ans
an dem  →  am
auf das  →  aufs
bei dem  →  beim
durch das  →  durchs
für das  →  fürs
in das  →  ins
in dem  →  im
um das  →  ums
von dem  →  vom
vor das  →  vors
vor dem  →  vorm
vor den  →  vorn
zu dem  →  zum
zu der  →  zur